海で釣れたら嬉しい魚や、高級魚の値段ランキングTOP15!【2021年版】

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魚釣りが趣味の方は、どんな魚でも釣れたら嬉しいものですが、釣った魚が市場でどのくらいの値段で取引されているのか一度は気になったことがあるはずです。筆者もその一人です。スーパーなどでは、ほとんど並ぶことのない魚や、料亭ででてくるような魚、市場で高値で取引される魚、いわゆる「高級魚」は値段だけでなく、その上品な味も魅力の一つです。釣りを始めたばかりの方は、釣れた魚がなにか分からず、リリースした後に調べると、実は高級魚だったという話もよく聞きます。そのようなことにならないために今回は、魚(高級魚含む)の紹介とその取引価格をランキング形式で、更に産地や旬、味の特徴と、おすすめの調理法もご紹介いたします。※産地は水揚げ量の多い県、大きさは平均値、価格は変動します

目次

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魚の値段ランキング【TOP15】

日本では地域によって流通している魚が異なります。今回紹介する魚の中には既に知っている魚や、見たことも聞いてこともない魚もいるかもしれませんが、日本の魚について、産地や旬、食べ方なども丁寧にご紹介していきます。

第15位:イサキ

  • 産地:長崎県、福岡県、山口県、三重県、島根県
  • 価格:2,000円/kg前後
  • 旬:晩春から夏
  • 大きさ:20~40cm

イサキは万人から好まれる魚で、個体が大きければ値段は高くなり、1kgを超えてくると高級魚とされます。美味しいイサキを選ぶには、体高が大きく、丸みを帯びたものが良いとされています。一般的に魚は目を見て鮮度を判断することが多いのですが、イサキは鮮度に関わらず、目が白く濁りやすいので、目を鮮度基準にはしないほうがいいです。おすすめの調理法は「刺身」や「焼き魚」です。上品な脂がのっていてほんのり甘みがあります。ほどよい身の柔らかさも特徴です。焼き魚のほかにも、皮目のおいしさを活かして、ポワレなどもおすすめです。しかし、から揚げなどの揚げ料理にはあまり向かないので、上記の2つの調理法がおすすめです。

第14位:スズキ

  • 産地:千葉県、兵庫県、福岡県、愛知県、大阪府
  • 価格:1,500円~3,000円
  • 旬:夏
  • 大きさ:60cm~1m前後

スズキは、出世魚で成魚までの成長過程で呼び名が異なります。15~25cmを「セイゴ」、30~60cmを「フッコ」、それ以上を「スズキ」と呼びます。また夏が旬で、最も高値で取り引きされています。

それ以外の時期は案外、安価で流通していますので手軽に買うことができます。

スズキは「シーバス」ともよばれ、ルアーで釣る「シーバスフィッシング」としてジャンルを確立しています。選び方のポイントは、えらの色が鮮やかなもの、体のつやがいいものを選びましょう。

スズキは川に居付いたり、都市部の港湾部にも生息していますので、個体によっては臭みがありますので、釣れた場所によっては刺身はおすすめできません。しかし、臭みのない個体の刺身は、強い旨味があり、適度な脂ものって絶品です。他にもムニエルなどもおすすめの調理法です。

第13位:ヒラメ 

  • 産地:青森県、北海道、福島県、長崎県、茨城県
  • 価格:2,000円~3,000円
  • 旬:秋から冬
  • 大きさ:30cm~1m前後

ヒラメは天然の活魚が高値とされていますが、年間を通して比較的手が出しやすい魚です。選び方は、身に透明感があり、かつ張りがあるものが鮮度が良いです。えんがわの脂ののりもよく、身はしっかり旨味がありながらも、上品でさっぱりしています。調理法は、刺身や煮つけがおすすめです。

産卵期の個体は、真子や白子も一緒に食べられるので、煮つけにも最適です。

第12位:アオリイカ

  • 産地:千葉県以南の太平洋側、山陰以南の日本海側
  • 価格2,500円~3,000円/kg
  • 旬:春、秋(地域によって異なります)
  • 大きさ:子イカ15cm程度 親イカ30~50cm

さまざまな種類のイカがいますが、アオリイカは最も高価なイカです。大型のイカは高値で取引されており、主に寿司屋や料亭などで使われています。美味しいアオリイカの選び方は、まず張りがあるもので、触った際に色素細胞が変化するものが良いです。おすすめの調理法は、ずばり「刺身」です。

分厚い身に、コリコリとした歯ごたえの良さに加え、強烈な甘みが特徴です。アオリイカが釣れたら是非「刺身」をおすすめします。他には、てんぷらなどもおすすめです。衣の中に甘みが閉じ込められ、食べた瞬間に口の中に広がります。

第11位:マダイ

  • 産地:長崎県、福岡県、愛媛県、山口県、兵庫県
  • 価格:4,000円前後
  • 旬:秋~冬
  • 大きさ:30~80cm前後

真鯛は、縁起物として食べられることも多く、「めでたい」や「海老で鯛を釣る」といった言葉もあるように認知度の高い魚です。一般的には養殖と天然ものの見分け方は、鼻の穴が1つしかないのが養殖、2つあるのが天然という風に見分けられますが、稀に当てはまらない個体も存在します。選び方のポイントは、えらが鮮やかな赤色で、青色の斑点がはっきりしていうものを選びましょう。おすすめの調理法は、刺身、塩焼き、煮つけと、どれをとっても美味しく、身は甘みがあり、骨も良質なダシが出ますので、捨てるところが無いといわれるほど万能な魚です。

第10位:マゴチ

  • 産地:ほぼ全国
  • 価格:4,000円~5,000円
  • 旬:春~夏
  • 大きさ:30~60cm

マゴチは古来から馴染みのある白身の高級魚です。「夏のコチ」ともよばれ、その身はフグにも匹敵するといわれています。鮮度の良いマゴチの選び方は、触って張りがあるもので、目が小さく見え、澄んでいるもの。特殊な形状で鋭いとげもあり、少しさばきにくいですが、上品な味わいでさっぱりしているので刺身がおすすめです。刺身を引く際は身を薄く切る「薄造り」が好まれます。あら(骨)からも、とても上品なダシがでますので、潮汁やお味噌汁もおすすめです。

第9位:キンメダイ

  • 産地:静岡県、鹿児島県
  • 価格:5,000円前後/kg
  • 旬:年間 最も脂がのっておいしいのは12月~2月
  • 大きさ:20cm~50cm

名前の由来は、深海でも獲物を見つけられるように、特殊な目の構造になっており、より多くの光を集め、それが反射し目が金色に見えるためといわれています。金目鯛の選び方は、身がしっかり硬いもの、しっかりとしたえらが赤色で、目が澄んだものをえらびましょう。おすすめの調理法は、熱を通しても実が固くならないため、煮つけが良いとされています。もちろん刺身でもおいしく、しっかり脂がのっていて、とろけるような食感が楽しめます。

第8位:トラフグ

  • 産地:愛知県、山口県、福岡県、長崎県、香川県
  • 価格:6,000円前後/kg
  • 旬:冬
  • 大きさ:40~60cm

さまざまなフグの中でも、最も高価なふぐが「トラフグ」ですが、言わずと知れた有毒魚です。(毒について)←毒性チェック!さばくには免許が必要です。可食部位は、筋肉、皮、ヒレ、精巣(白子)だけですので希少性は高く、高級魚として位置づけられています。選び方は目が澄んだもの、身に張りがあるものが良いとされています。

おすすめの調理法は、刺身と鍋です。刺身の場合は1~2日寝かせたほうが、身がしっかりして引きやすいです。薄く造る「テッサ」が代表的な高級料理です。また鍋は「てっちり」などとも呼ばれ、昆布だしに酒のみで味付けし、シンプルながらも味は上品で格別です。

第7位:キジハタ

  • 産地:青森県から九州南岸
  • 価格:5,000円~7,000円/kg
  • 旬:6~9月
  • 大きさ:30~50cm

キジハタは、主に岩礁地帯に生息し、主食は甲殻類を捕食します。成長速度が遅く、40cm前後になるまでに約10年近くかかるといわれています。そして、生まれてきたときは全ての個体がメスで、成長(約40cm)とともにオスに転換する「雌性先熟」という不思議な性質をもっています。釣れたら嬉しい活魚は超高級魚とされていますが認知度は低めです。活締めの魚を選ぶ際は、死後硬直しすぎてないもの、体の色がはっきりと鮮やかなものが良いです。身に甘みがあり、上質な脂もしっかりのっているので新鮮なものは刺身がおすすめです。刺身は「薄造り」にしても美味しいです。そしてとても上品なだしが出ますので、お味噌汁もおすすめです。

第6位:マハタ

引用:ボウズ図鑑より
  • 産地:福岡県、長崎県、山口県
  • 価格:8,000円~10,000円/kg ※1kg未満でも5,000円~6,000円
  • 旬:春~夏
  • 大きさ:40~60cm

マハタの特徴は、魚体に入った縞模様です。幼魚のうちははっきりしていますが、成長とともに薄くなっていきます。スーパーはもちろん、一般の鮮魚店でもまずお目にかかることはできず、天然ものはかなり希少価値が高く高値で取引されています。目が澄んでいて、体のつや、色がはっきりしたものを選びましょう。調理法は、刺身と鍋です。しっかりとした身でコリコリとした食感が特徴で、上品な甘みがあります。身がしっかりしていることから身崩れしにくく、とても上品なダシも出るので、鍋に入れても美味です。

第5位:シロアマダイ

引用:ボウズ図鑑より
  • 産地:長崎県、愛媛県
  • 価格:13,000円前後
  • 旬:秋~冬
  • 大きさ:40~60cm

シロアマダイは、アマダイ属の中でも、最も美味で高価とされています。国産の天然ものは、超高級魚として扱われ、そのほとんどが料亭などに卸されるので一般のスーパーや鮮魚店に並ぶことはないです。

選び方は、体色がうっすらと赤いもの、触ったときに身がしっかりしているものを選びましょう。

冬は脂がのっていて、しっかりとした甘みを感じますので、まずは刺身がおすすめです。真鯛と同様、とても上品なだしが出ますのでお吸い物や、お味噌汁もおすすめです。

第4位:マツカワカレイ

引用:ボウズ図鑑より
  • 産地:北海道、三陸太平洋側全般
  • 価格:15,000円前後
  • 旬:夏~秋
  • 大きさ:40cm~80cm

こちらも流通量が非常に少なく、希少な魚です。もちろんスーパーなどには並ぶことはなく、料理屋へ直行です。選び方はまず厚みがあることと、身がしっかりしてるもの、えらの色が鮮紅色であるものを選びましょう。程よい甘みがあり、身もしっかりしているので薄く造った刺身がおすすめです。

えんがわは甘み、脂ものってるのでとても美味しいです。

第3位:アカムツ(ノドグロ)

引用:ボウズ図鑑より
  • 産地:長崎県、島根県、山口県、鹿児島県、徳島県
  • 価格:7000円前後 ※500~600g程度
  • 旬:夏~秋
  • 大きさ:20~40cm

アカムツは水深200m前後の深い場所に生息しています。最大で50cmほどの大きさまで成長しますが、ごく稀で2kgを超えると「幻」として扱われます。一般的にお目にかかるのは、20~30cmのものになります。このことから希少性は高く、1kg未満であっても高値で取引されています。選び方は見た目では難しいのですが、目が澄んでいること、身がしっかりしているものを選びましょう。

身の中にまで混在するほど脂がのっていて、甘みと旨味が強いのが特徴です。その良質な味から刺身、塩焼き、煮つけ、鍋、潮汁など幅広く使えます。

第2位:クエ

引用:ボウズ図鑑より
  • 産地:長崎県、三重県、和歌山県
  • 価格:20,000円前後
  • 旬:冬~初夏
  • 大きさ:50~60cm

日本国内で、最も大型なハタの仲間です。成魚の大きさは1mを超えますが、平均的な大きさは50~60cm前後といわれています。また、天然のクエは捕獲量が少ないことから超高級魚とされています。

九州では「アラ」とも呼ばれています。目が澄んだものや、えらが鮮紅色のものを選びましょう。

相性の良い料理は鍋で、昆布だしに塩というシンプルな味付けでも凝縮された旨味が詰まっているので十分美味しいです。非常に上品な甘みや脂もあり、刺身でもおすすめです。

第1位:クロマグロ

引用:ボウズ図鑑より
  • 産地:長崎県、島根県、青森県
  • 価格:10,000円~30,000円/kg
  • 旬:12月~2月
  • 大きさ:3m前後

さまざまな種類のマグロの中でも最も認知度、価格とも高いのが「クロマグロ」(本マグロ)です。

こちらは一般的な釣りでは釣ることはなかなか難しい魚です。言わずとしれた「高級魚」で、なかでもお腹部分の「大トロ」は寿司屋でも高値で提供されることが多いですよね。目が澄んでいるものや、えらの色を見て選びましょう。(なかなか一般の方が買うことはないですよね…)

調理法は刺身から煮つけまで幅広く使われますが、生食で提供されることが多く、認知度抜群の人気の高い魚です。

魚をしっかり食べよう!

今回は、魚の価格や特徴を紹介しました。日常生活ではあまり見かけず、食卓に並ぶことも少ない高級魚でも、時期のよっては取引価格が下がることもありますので、チェックしてみてくださいね。

また、昨今のコロナウイルスの影響で魚の価格が全体的に下がってきていますので、今は高級魚を買うチャンスかもでしれません。いずれにして、スーパーなどで見かけることは無いかと思いますので、是非、魚市場などに足を運んでみてください。

本日も記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでも皆さんのお役に立てれば光栄です!今後も「NO FISHING NO LIFE」を宜しくお願いします。
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