昨今では、コロナウイルスの影響から室内施設などを避け、それほど費用もかからず気軽に始めることができる「魚釣り」をされる方が増えています。その人気は現在でもとどまることをしりません。本記事では、初心者の方でも安心して魚釣りを始められるようにおすすめの釣り方や、仕掛け、必要な道具などを分かりやすく丁寧に解説いたします。
目次
楽しく釣りを始めるにあたって
ライフジャケットを身に着けよう!

ライフジャケットは釣りをするにあたって、足場が滑りやすかったり、足を踏み外したりと、万が一、海に落水してしまったとき、命を守ってくれる絶対欠かすことのできない必需品です。
特に子どもは海の危険性があまりよく分かっておらず、よく堤防などで走り回っているの見かけますが、同じ子どもを持つ親として、見ている私の方がハラハラしてしまいます。
そんなライフジャケットですが種類はさまざなで、初めてファミリーフィッシングを始められる方は、どれを選んだらいいのか悩んでしまうはずです。そんな悩みに少しでもお役に立てればと思い、子どもが着用するライフジャケットの選び方をご説明しますので、是非参考にしてくださいね。
タイプで選ぼう!
ライフジャケットには、膨張式や固形浮力材入りのものがありますが、子どもが着用するには手動操作の必要が全くない固形浮力材が入ったタイプがおすすめです。その理由は、膨張式は万が一、海に落水した時に機能しないことがあります。また、機能しなかった場合、自ら紐を引っ張るという手動の操作も必要になりますので、落水してパニックになった子どもに冷静な操作は難しいのです。
浮力をしっかり確認しよう!
ライフジャケットには「浮力」が国の基準で定められており、子どもの基準は、体重の約10%程度が目安になります。ほとんどのライフジャケットには内側のラベルに記載されていることが多いので、お子様の体重に合ったものを購入しましょう。
体を固定できるタイプを選ぼう!
海への落水時の衝撃や流れで、ライフジャケットが外れてしまうことがあります。衝撃を受けても体から外れないように、まず体にフィットするもの、脱衣防止の股ベルトがあるものを選んでおきましょう。
お子様におすすめのライフジャケットをご紹介!
ブルーストーム
BSJ-210C 小児用ライフジャケットです。小型船舶はもちろん、釣り・マリンレジャー・キャンプや川遊びなど、用途を選ばずご使用いただけます。アクティブなキッズにぴったりなデザインです。バックルを留めてベルトを締めるだけ。着せてあげるもの簡単です。水辺のお子様の安全をお手伝いします。SPEC OPEN価格 小型船舶用救命胴衣 / TYPE Fカラー : Color / レッド、イエロー、フラワー、カモ 生地 : Outer fabric / ポリエステル300D 浮力 : Buoyancy / 初期浮力約6.7kg 推奨身長 : Preferred height / 100cm~120cm 推奨体重 : Preferred weight / 15kg~25kg未満
引用:Amazon
オーシャンライフ
国の認可を受けている安心なライフジャケットです。身長110cm~130cm前後で、体重は40kgが適正とされています。4箇所固定で脱衣防止に徹底的にこだわった安心面抜群のライフジャケットです。
プロックス
国土交通省の定める改定基準、型式承認試験(浮力試験、強度試験、水上性能試験、環境試験等)に合格した子供用救命胴衣です。 成長の著しいお子様のため、SとMの2サイズをご用意。 もちろん緊急時用のホイッスル付。 水辺の釣りやレジャーをはじめ、全ての小型船舶で法定備品として使用できるタイプA。 改定基準に対応し、安全性がさらに向上した救命胴衣です。
引用:Amazon
釣り鈎が刺さってしまったときは?

釣り鈎には、掛かった魚が外れないように「カエシ」が付いており、万が一、カエシが深くまで刺さってしまった場合は、無理に抜こうとせずすぐに病院に行くのがベストです。無理に引っ張ったり、何度もいじったりすると痛みが増したり、化膿したりすることもありますので、絶対NGです。
周りの人に気をつけよう!
海では多くの人が釣りを楽しんでおり、集中するあまり周りが見えなくなりがちです。特に仕掛を投げる場合は、後方や周囲をしっかり確認してから投げるようにしましょう。特にお子様が投げる場合や、移動する場合は、親御さんが竿などは持ってあげるなど、しっかりと気を付けておきましょう。
計画的な釣行を心がけよう!
釣りに行く際は天候にはもちろん注意し、たとえ内陸部で暑くても、海沿いは肌寒く感じることが多いので、一枚羽織るものを準備しておくとより釣りを楽しむことができます。また、急な雨が降ると一気に増水したり、風が強くなると波が高くなるなど、海況が一気に変わりますので釣行の際は、事前に「天候」「気温」「風速」「波の高さ」を天気予報で確認してから計画的に出かけるようにしましょう。
釣りのマナーを知ろう!
お互い気持ちよく釣りを楽しめるように「釣りのマナー」を知っておきましょう。
また、近年釣り人のゴミのポイ捨て、たばこのポイ捨てが原因で環境問題が深刻化し、釣り禁止の場所も増えつつあります。また、一部のマナーの悪い釣り人のせいで、島民や、漁師さんが、釣り人全体を嫌っている傾向にあります。
周囲の迷惑にならないようにしましょう!
周囲に釣り人がいる場合は、大声で騒いだり、近くで走り回るなど周りの迷惑になる行動は控えましょう。また、夜釣りの場合は、ライトで水面を照らしたりすると魚が警戒しますので、絶対にやめましょう。みんなで楽しく釣りができるように、最低限の常識、気配り、マナーを忘れないようにしましょう。
釣り場への無理な割り込みはやめましょう!
釣り場では基本的に先着順です。また安全に釣りをするにあたり、釣り人同士の間隔は十分必要ですので、無理に狭いスペースに入り込んだりはやめましょう。しかし、混雑時などでやむを得ず狭いスペースに入る際は、先客に「こちらに入ってもよろしいですか?」などと、一言かけるなどの配慮が必要です。
迷惑駐車はやめましょう!
駐車場が完備された場所であれば問題ありませんが、必ずしも全ての場所に駐車場が完備されているわけではありません。そんな場所では空いてるスペースに勝手に駐車すると邪魔になったり、地元の方にとってはとても迷惑です。釣りに行く際は、駐車場の有無などを事前に調べておきましょう。
釣りの後は片付けをしましょう!
ゴミは袋に入れて持って帰りましょう。釣りをやめて帰宅する際、不要になったエサを放置したり、その場にぶちまけたりするのは絶対にやめましょう。事前に水汲みバケツなどを持参し、釣りが終わったらしっかり水で綺麗に洗い流して帰りましょう。
小さい魚はリリースしてあげよう!
釣れた魚が稚魚であったり、稚魚でなくても必要以上には持って帰らず、海へ帰してあげましょう。
魚は大切な資源ですので、将来の資源保護の観点からもぜひ、小さい魚は命を考えてリリースを心がけましょう。
釣りに必須な道具を揃えていこう!

竿・リール
まず釣りをするためにはこの二つが無いと釣りが成立しません。単体で揃えるよりも、竿とリールがセットになったものがリーズナブルな価格でおすすめです。
竿、リールはもちろん、エサや道具、保証書までついたこちらがおすすめです。入門にピッタリなお得な魚釣りセット!
仕掛け
何を狙うかで仕掛けは変わってきますが、手軽に港内でアジやサバなどをを狙う場合は「サビキ」が手軽でおすすめです。絡まったり、引っ掛かって切れたりすることも多いので、できれば仕掛けは何セットか買っておきましょう。
ライフジャケット
前述の通り、命を守るための大事なアイテムです。必ず着用するようにしましょう。
ハサミ
ハサミは糸を切ったり、エサの袋を切ったりと必ず必要になりますので、安いもので十分ですので、持参しましょう。海水が付くと錆びやすくなりますので、使用後は真水でしっかり海水を洗い流しましょう。
プライヤー
主に魚が釣れた際、口から針を外すときに必要になります。万が一、服などに刺さった場合もペンチやプライヤーで引き抜く作業で必要です。
水汲みバケツ
釣れた魚をいれたり、釣り終わった後に釣り場を綺麗に流したりする際に使います。魚やエサを触って、手が汚れた時に洗うなど、様々な用途で必要になりますので必須アイテムといえます。
魚掴み
釣れた魚を素手で触りたくない場合は、こちらを使って掴むと手が汚れずに済みます。また、まれに背びれなどに毒をもった魚もいるので素手で掴むと危険です。
タモ(網)
基本的にサビキ釣りでは手のひらサイズの魚がメインターゲットになりますが、まれに大型の魚がかかる場合があり、無理やり上げようとすると竿が折れたり、糸が切れたりして、折角釣った魚を目の前で逃してしまうことになります。テンションがガタ落ちする事態にならないように、揃えていたほうが無難です。
あると便利な道具

タオル
釣りはなにかと濡れたり、汚れたりすることが多いので、水や汚れを拭くために必要です。また魚を触った後も生臭いので、一枚のタオルを兼用せず、魚用と人間用はそれぞれ何枚かずつ準備しておいたほうが良いです。
クーラーボックス
食べ物や、飲み物を入れて保冷したり、釣った魚を持ち帰る時に必要になります。
サイズは然程大きくなくても大丈夫です。「大は小を兼ねる」で大きいものを持っていくと逆に余り過ぎ、重くて荷物になります。
アウトドアチェア
釣りをする時、ちょっと休憩する時などにあれば快適。サイズはコンパクトなものの方が使いやすくおすすめです。
畳めるタイプのものがほとんどなので、持ち運びも苦にはなりませんが、釣り場までの移動距離がある場合はキャリーカートがあれば更に快適に運べます。
ウェットティッシュ
エサが手についた時、魚を触った時、食事の前に手を拭く際に必要です。海水はべたつきますし、さらに水道が無い場合はどうしようもありません。
氷・保冷剤
クーラーボックスとセットで必要になります。釣りに行く直前にクーラーボックスの中に入れておきましょう。凍らせたペットボトルでも代用できます。
帽子
強い日差しの中で釣りをする際は、熱中症対策の為にかならず被りましょう。
ビニール袋
釣り場で出たゴミを片付ける際に必要です。また、釣った魚を直にクーラーボックスに入れるのではなく、ビニール袋に入れて持ち帰るとクーラーボックスの中が汚れないため掃除もしやすくなります。
入門者でも安心して楽しめるサビキ釣りから始めよう!

釣具屋さんに行くと様々な仕掛が多数並んでおり、何をどう買えばいいか分からないと思いますが、初めての場合は「サビキ釣り」の仕掛けを購入することをおすすめします。
サビキ釣りとは??
釣り針一つにエサを付け、1匹を狙うのではなく、複数のエサに似せた疑似餌針で複数の魚を釣り上げる仕掛けです。エサを「巻き餌カゴ」とよばれるカゴの中に詰め込んで水中へ投入することで、魚を寄せる効果があります。そこへ寄ってきた魚を疑似餌針に喰いつかせる釣り方です。
サビキ釣りのメリット・デメリット
メリット:針が複数付いているので、魚も一度に沢山釣れる可能性があります。基本的に特別なアクシ ョンなどは必要なく、水中へ落とし込んで待つだけで魚が簡単に釣れます。
デメリット:一本の糸から複数の針に分かれているため、絡まりやすいのが難点。糸絡みを予防するため、針が多い仕掛けと少ない仕掛けがありますので、慣れないうちは針の少ない仕掛けを選びましょう。
サビキ釣りで釣れる魚
サビキ釣りは周囲にエサを撒くため様々な魚が釣れます。ここではサビキ釣りでよく釣れる魚を紹介します。※魚の名前を押すとどんな魚かが分かるよ!
アジ:サビキ釣りのメインターゲット。回遊魚で回遊のタイミングが合えば爆釣することもあります。
イワシ:食卓にお馴染みの魚で、小骨は多いですがとても美味しい魚です。
サバ:焼いても煮ても美味しい、釣れて嬉しい魚です。アニサキスという寄生虫が寄生していることがあるので、刺身にする際はしっかり確認しよう。※アニサキス←こちらもチェック!
カワハギ:おちょぼ口が可愛らしい魚。それゆえ釣るのが難しく、エサばかりとられてしまうことも多々あります。
マダイ:捨てるところがないといわれる程、さまざまな料理に使える超人気の魚です。真鯛の幼魚を地方によっては「チャリコ」とも呼びます。
メバル:春の魚ですが年中狙える人気の魚です。煮つけと相性抜群!背びれに微毒がありますので注意が必要です。
コノシロ:コハダとも呼ばれ、江戸前寿司のネタでお馴染みの魚です。
サビキに必要な道具を揃えよう!
サビキ釣りをする際に必要になる道具を紹介します。
サビキ仕掛:エサに似せた疑似餌針が付いた仕掛けのことです。
エサカゴ:オキアミなどなどの撒き餌を入れるカゴのことです。
撒きエサ:魚をおびき寄せたり、エサカゴにいれるエサです。ブロック状のアミや手を汚さないチューブタイプのものなどもあります。
ゴムorビニール手袋:エサをかき混ぜたり、手が汚れる作業をする際にあると便利です。
割りばし&スプーン:撒きエサをほぐしたり、混ぜたり、エサカゴにエサを詰めるのに必要になります。男らしく豪快に手で詰める方には、必要ありません(笑)
実際に魚を釣ってみよう!
釣りをする準備が整いましたら、いよいよ実際にサビキ釣りをしてみましょう!
STEP➀
割りばしや、スプーンでエサカゴの中にエサを入れましょう。
STEP②
リールのベールを起こして、仕掛けが絡まないように注意しながら海中に投入しましょう。
STEP③
仕掛を海底まで沈ませ、着底したら糸を5回程巻き上げましょう。そして竿先を1~2回程上下させカゴの中の撒き餌を拡散させましょう。
STEP④
エサを拡散させたら、しばらく竿を止めて魚が喰いつくのを待ちます。しばらくして反応がなければ、再度③の動作を繰り返しましょう。
STEP⑤
ピクピク!と魚のアタリを感じたら、焦らずリールをゆっくり巻き上げます。慌てて巻き上げると魚が針から外れやすくなりますので慎重に!魚が手元と同じ位置まできたら巻くのをやめます。
STEP⑥
ゆっくり魚を陸へ引き上げ、魚を「魚掴み」でしっかり掴み、プライヤーやペンチで口から針を外していきます。
STEP⑦
無事に針を外し終わったら、魚をバケツに入れてしばらく泳がしておくか、クーラーボックスへ移しましょう。あとは、同じ手順で繰り返していけばバッチリです。
魚が釣れないときはどうすれば良いの?
エサが無くなっていないか確認する
海中でエサを撒けば意外とすぐ無くなるものです。エサが無くなっていることに気づかないこともありますので、釣れないなと思ったらこまめにエサを確認して、補充してあげましょう。
魚のいる深さに合わせる
魚が泳いでいる深さを「タナ」といいます。最初の一匹を釣るためにはこの「タナ」が非常に重要になります。最初、海底付近から始めて、魚からの反応が無ければ、巻き上げる回数を少しずつ増やし、魚のいるタナを探りましょう。
楽しく釣って、美味しく食べよう!

いかがだったでしょうか?サビキ釣りは手軽に沢山、さまざまな種類の魚が狙える人気の釣り方です。
釣りの原点いっても過言ではない「サビキ釣り」。
少しづつ経験を重ねていけば、より沢山の魚を釣ることができますので、どんどんチャレンジしてみてください。自分で釣りあげた魚の味はきっと格別です。
本日も記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでも皆さんのお役に立てれば光栄です!今後も「NO FISHING NO LIFE」を宜しくお願いします。
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