釣りは「楽しく!」「美味しく!」「美しく!」
職場でも、海でもコンプライアンス!玄界灘本部長と申します!
さて、今回は数ある魚の中から、実際に‘‘ 自分で釣って食べて美味しかった魚‘‘を厳選しご紹介していきます。自分で釣ったことのない魚でも、もちろん美味しい魚は沢山いますが、実際に釣った魚の方がしっかりと特徴やおすすめの調理法をお伝えできるかと思いますので、是非参考にして頂ければと思います。
それでは、早速いってみましょう!
目次
真鯛

まずは魚の王様‘‘真鯛‘‘です。旬は、晩秋から春にかけてで、春は産卵期で【桜鯛】とも呼ばれます。産卵期は栄養分が身や内臓に分散されるため、成熟した白子や卵などに当たる可能性もありますが、身に関しては脂身は少なめで淡白です。
秋から冬にかけては産卵前の爆喰い時期で、脂ののった個体が多いのですが、一般的には個体差が少なく味が安定するといわれています。
釣りたて鮮度の良い鯛の刺身は、クセが無く、程よい弾力があってプリっとしていて個体差にもよりますが、程よく脂がのっています。また、煮つけ、塩焼き、鯛めしなど様々な調理法があり、飽きずに真鯛を堪能できます。
太刀魚

その美しいフォルムに惹かれるちょいとミステリアスな太刀魚。
太刀魚の旬は7月下旬頃から12月で、ハイシーズンの夏頃は堤防からでも狙えますし、船釣りでは数釣りが楽しめ、さらに美味しいお土産として喜ばれます。
太刀魚は鱗もなく、スリムなので下処理がとても楽です。
おすすめの調理はやはり‘‘刺身‘‘です。皮目がコリコリしていてアクセントになります。
また皮目に脂がのっているので、皮目を炙って食べるのも人気の食べ方で、薄造りでポン酢で食べるのも美味です。
ほかにも、天ぷら、から揚げ、塩焼きなども身がフワフワで口の中で溶けるような食感で絶品です。
マゴチ

‘‘冬のフグ‘‘ ‘‘夏のコチ‘‘ といわれているようにマゴチの旬は夏です。
イカツイ見た目とは裏腹に、その身は淡白でクセがなくぷりぷりした食感でほんのりと甘く、まさに‘‘フグ‘‘のようです。
おすすめの食べ方は‘‘刺身‘‘です。コチは前述の通り、フグに食感などが似ていることからフグのテッサのうように薄造りが絶品です。鮮度の良いコチは身が少し柔らかいので、刺身を引く場合は脱水シートなどに包んで冷蔵庫で30分ほど寝かすと身が落ち着き、薄く切りやすくなります。
残ったアラも上質なダシがでるので、お吸い物や味噌汁におすすめです。

キジハタ(アコウ)

釣りをする方にはお馴染みのキジハタですが、釣りをしない方にはなかなか知られていない魚です。
その理由はスーパーにはほとんど並ぶことがなく、普段見かけることがないからです。
見た目はオレンジの斑点が特徴的でちょっと毒々しいですが、‘‘幻の高級魚‘‘として高値で取引されています。
旬は、夏で上品な脂がのっていて、身は透き通るように美しく真っ白です。食感は弾力が強く、さらに甘みも強く、刺身は薄造りでも美味しくいただけますが、個人的には少し厚めに切って食べるのがおすすめです。
また、皮をさっと茹でて氷水で締めてポン酢とネギで和えるというシンプルな調理ですが、コリコリした食感がたまらず、酒のつまみにもってこいです。
キジハタは焼くより煮たほうが旨味が凝縮されて、絶品ですよ。
残ったアラからも旨味がギュッと濃縮されたダシがでますので味噌汁や、お吸い物がおすすめです。
マハタ

マハタは根魚のなかでもトップクラスの美味しさを誇る人気の魚で、釣りあげた魚の中で1,2番を争う美味しさです。
もちろんスーパーにはほぼ並ばない超高級魚なのです。
旬は春から夏にかけてですが、身がしっかりしていて通年美味しくいただけます。
身は透き通るような薄いピンク色で、キジハタと同様歯ごたえが良くぷりぷりしていて、とても上品な甘みがあります。刺身では、クセが無く飽きが来ず箸が進みます。また身がしっかりしていますし、上品なダシがでるので鍋にも最適です。

ヒラマサ

ここで青物の登場です。ジギングでは強烈な引きで楽しませてくれ、食べては美味しいヒラマサです。
ヒラマサの旬は一般的に夏とされていますが、ブリなどと同様、冬が産卵準備期で、さらに大きければ大きいほど脂がのった個体が多いです。
おすすめの食べ方は刺身で、特に腹側の大トロ部分はサシが入った上質な甘さの脂身が口の中に入れた瞬間に広がります。
食感は釣ってすぐの場合はシャキッと歯ごたえがあり、何日間か熟成させると身がしっとりして、一層旨味が凝縮されます。
しゃぶしゃぶや、カマの塩焼きも身がフワフワで適度な脂がジュワーッと広がりなんともいえません。
ブリ大根のように大根と一緒の煮込んでも美味しいですし、アラからもとても良い出汁がでますよ。
ケンサキイカ

イカメタルゲームで人気のターゲットでもあるケンサキイカですが、食べても美味しく、沢山持って帰っても喜ばれる、さらに保存しやすいためシーズン中は飽きることなく何度も狙いに行きます。
ケンサキイカの旬は春から夏にかけてで、なかでも7月~9月頃まではハイシーズンとなり、堤防や船からも数釣りが楽しめます。
一般的にはイカのなかでも、ケンサキイカかアオリイカが人気者です。
おすすめの調理ですが、イカはとにかく調理幅が広く、煮物は旨味が凝縮してご飯がすすみ、飲んでは酒のお供に、天ぷらはサクサクジューシーで絶品です。
また、身はとても艶やかで、透き通るような透明感が特徴。
刺身にするとコリコリとした食感と口の中に甘さ、旨味が広がります。
甘鯛

甘鯛は【鯛】と名前がついていますが、タイ科の魚ではなくてスズキ目キツネアマダイ科に分類されています。
そして釣りでお馴染みにこの写真の甘鯛は【アカアマダイ】という種類になります。
甘鯛の旬は一般的には夏といわれています。
美味しい食べ方はまず刺身で、ほんのりピンクがかった美しい身が特徴的です。
そして、名前の通り身が甘くもっちりしています。
また、鱗が食べれる魚としても有名で、鱗が付いたまま油で調理すると鱗が逆立ち、パリパリ、サクサクの【松笠揚げ】は病みつきになります。
ヒラメ

釣りをされる方でも一瞬カレイなのか、ヒラメなのか悩んでしまうことありますよね?
一般的には、「左ヒラメに右カレイ」なんていう言葉を聞かれたことがあると思います。
腹の部分を手前に置いたときに、顔が左を向くものがヒラメで、右を向くものがカレイと見分けます。
そんなヒラメの旬は冬といわれ、身が引き締まり、脂ものっている個体が多いです。
身の特徴は、透明感がある白身で、しっかりと歯ごたえもあります。そんな身は薄造りにしてポン酢で食べると絶品です。またエンガワと呼ばれているヒレの付け根の筋肉部は、特に食感が良く、旨味も凝縮されています。また、煮つけにしても相性抜群です。
アジ

釣りをしない人でも知らない人はいない位認知度の高い魚のアジ。
そして、堤防などからサビキ、アジングで手軽に狙える最も身近な魚でもあります。
そんなアジの最も美味しいとされる季節は、春から夏にかけてで、脂がのってる個体も多く、青魚の脂にはDHA・EPAが含まれているため健康にもとても良いとされています。
アジの美味しい食べ方は、刺身、焼き魚、なめろう、南蛮漬け、フライと豊富にあり、どれもおすすめです。
身の特徴はクセが無い白身ですが、旨味はしっかりあります。刺身やなめろうでは生姜やミョウガなどの薬味をふんだんに使うことで、アジの旨味を最大限引き出してくれます。

色々な魚を知ろう

自分釣りあげた魚はどれも格別ですが、なかでも美味しかった魚を厳選し、ご紹介させていただきました。まだまだ、紹介しきれない魚も居ますが、第2弾で改めてということで乞うご期待ください。
また、サイズが極端に小さい場合や条例で決められている場合は、資源保護の観点から、リリースしてあげてください。
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